親の再婚に対する子供の本音は?賛成派・反対派の意見まとめ

親の再婚に対する子供の本音は?賛成派・反対派の意見まとめ

離婚経験者にとって離婚直後は考えなくとも、いずれは考えるようになるのが『再婚をする』ということです。

しかし、シングルマザー・シングルファザーの再婚は、自分の新しいパートナーを見つける前に、子供の教育・養育のことも視野に入れておかなければなりません。

「親(お母さん・お父さん)の再婚を子供はどう思うのか?」、「賛成してくれるのか、そもそも反対するのか」など、再婚における気がかりな部分も多いでしょう。

そこで今回は『親の再婚に対する子供の本音』と題して、子供目線の意見や、その理由、注意すべき点などをご紹介していきます。

子供の意見から、子連れ再婚における注意点や心がけておきたいポイントを把握してみませんか?

【賛成意見】親の再婚に対する子供の本音

まずは親の再婚に対して賛成派の意見をご紹介しましょう。

賛成意見1.「お母さんの負担が軽くなるなら大丈夫」

子供は親が思っている以上にひとりの人間です。

お母さんが日頃どのように仕事をしているか、どのように家事をしているかをよく見ていて、お母さんが苦労していることを知っています。

そのため、再婚をすることでそうしたお母さんの負担が軽減されること、お母さん自身の幸せを願い再婚に賛成するのです。

裏を返せば「子供だから再婚がどういうことかをわからない」、「意見を聞かなくても大丈夫」ということにはならないということになるでしょう。

賛成意見2.「新しいお父さん・お母さんに遊んでもらいたい」

子供は新しいお父さん・お母さんが来ることに対して不安を感じることもありますが、一方で「自分と遊んでくれるかもしれない」という期待感を抱くことも。

これまでお母さん(またはお父さん)とはどうしてもすることが難しかった遊びにも挑戦できます。

たとえば、シングルマザー家庭に新しいお父さんができるなら、野球やサッカーなどのスポーツのほか、虫取りやドライブなどのレジャーを楽しみたいと思うでしょうし、シングルファザー家庭に新しいお母さんができるなら、お料理やお裁縫を教えてもらいたいと思うはず。

自分の親が再婚することは、子供にとっても魅力的なのです。

特に小さな子供にとっては「ひとりでどこかで遊ぶ、ひとりでどこかへ出かける」というのは難しいことであり、お母さんとお父さんと遊ぶ・出かけることが世界のすべてともいえます。

だからこそ、そうした自分の世界が充実することは子供にとって魅力的に映るのではないでしょうか。

賛成意見3.もともと再婚相手に対して好意を抱いていた

もともと再婚相手と親がお付き合いをしていた時点から、子供が再婚相手に好意を抱いており、「家族になれるのを待ち望んでいた」というケースもあります。

再婚することで、正式に自分の親となり、一緒に生活できるのが嬉しいというケースも珍しくはないのです。

【反対意見】親の再婚に対する子供の本音

子連れ再婚

次に親の再婚に対する、子供の賛成意見をご紹介します。

反対意見1.「新しいお父さんを『お父さん』と呼べないかもしれない、怖い」

親の再婚相手を、お付き合いの時点で気を許せていたり、面識があったりしても、『お父さん・お母さん』という位置づけになること対して、どことなく不信感や恐怖感を抱くのは仕方のないことです。

ある程度物心がついている子供にとって、自分が知るお父さん(お母さん)は、お母さん(お父さん)にとっての元夫(元妻)なのですから…。

再婚することになって『お父さん・お母さん』と呼ぶことができなくても、それを責めてはいけません。

子供にとってできるだけストレスのない形と距離感を意識してコミュニケーションをとり、少しずつ家族としてのきずなを深めていくようにしましょう。

実際に筆者の友人も、シングルマザー家庭で育ち、中学生の頃に母親が再婚しました。

再婚相手である新しいお父さんと友人は仲が良くて、2人で出かけることもあったのですが、親子というよりは友達のような関係で、友人も再婚相手を『お父さん』と呼ぶことはなく、あだ名で呼んでいました。それでも家族として良好な関係を築けていましたし、それに対して、実母である母親も違和感をもっていなかったようです。

親からすると「再婚相手を本物のお父さん(またはお母さん)のように受け入れてほしい!」という気持ちがあるかもしれません。

しかし、子供と再婚相手の間にもちょうどいい関係や距離感が存在するわけですから、自分の理想だけでなく、子供の意見を尊重することで、幸せな子連れ再婚につながるのではないでしょうか?

反対意見2.「新しいお父さんが優しくしてくれる人かどうかわからない」

もし元夫・元妻があなたや、子供に対して暴力的(DV・モラハラなど)だった人の場合、子供は父親(あるいは母親)不信に陥っている場合があります。

「もしまた痛いことをされたらどうしよう」、「もしまた怖いことを言われたらどうしよう」、「また昔みたいになったらどうしよう」といった気持ちから、親の再婚に反対することもあるでしょう。

ここで大切なのは前項同様に少しずつ絆を深めていくことです。『明日からこの人があなたの新しいお父さん(お母さん)』と急に連れてきた再婚相手を受け入れられる子供はまずいません。

また、再婚相手と信頼関係が築けていたとしても、父親・母親という存在自体にトラウマを抱えている可能性も否めないのです。

事前に子供と一緒に遊んだり、関わったりして、再婚相手のことや子供のことについて意見を交換するといった手順を踏んで、少しずつ不安感を取り除いていきましょう。

そして新しいお父さんとなる男性、新しくお母さんとなる女性が、子供にとって味方であることをわかってもらわなくてはなりません。

再婚するかどうかの決定を下すのはその後ではないでしょうか?

反対意見3.今までの生活が変化する不安

・再婚をキッカケに引っ越しや転校をしなければならない
・実母、実父が『再婚相手』に取られてしまうんじゃ……
・本当の父親、母親(元妻・元夫)と会えなくなるかもしれない

再婚は良い意味でも変化をもたらしますが、今まで通りの生活でなくなることは確かです。

引っ越しをしなくちゃいけなかったり、新しい父親・母親ができることで、今までの関係性でなくなってしまったり……。また、離婚して一緒に暮らしていない親と会えなくなるのでは?という不安など。

再婚は、親だけでなく子供にとっても『はじめて』の経験です。

大丈夫と思っていても、再婚がキッカケとなってどんな変化が起きるか想像できないことから、反対するというケースもあります。とくに子供は環境の変化にナイーブ。だからこそ、物理的な生活の変化だけでなく、心の面にも注目したいですよね。

幸せなステップファミリーを築くために必要な考え方は?

その1.子供は大人が思っている以上に”大人”です

再婚を検討する際は、親も、新しいお父さんとなる男性、新しいお母さんとなる女性も、子供とよく話すことを忘れないようにしましょう。

子供は大人が思っている以上にひとりの人間であり、自分自身の考えと意見を持っており、おとなの事情に対しても自分なりに理解しようと努めてくれます。

後々になって子供が不安にならないようにするためにも、親自身が納得して再婚するためにもよく話しましょう。難しい事情は噛み砕いてじっくりと説明してあげましょう。「小さいからわからないだろう」と片付けてはいけません。

再婚はお母さんやその再婚相手である新しいお父さん一番の当事者かもしれませんが、大人といなくては生活ができない子供も当事者なのです。

その2.子供がリラックスした状態で過ごせるような環境を

再婚を前に親と新しいお父さん・お母さんができることは、子供とよく話したり遊んだりすることです。

この時、子供に一方的に現状を押し付けるのではなく、子供がリラックスした状態で話すこと、子供にも意見を求めることが大切です。

そのためには子供にとってお気に入りの場所に出かけ、楽しく遊んだ後に話すのも良いでしょう。

子供が疑問に思っていることに対しては正直に答えましょう。好きな食べ物・好きな遊び・好きなおもちゃやゲーム・好きなテレビなどなど、『お互いが好きなこと』を共有できると良いかもしれませんね。

その3.子供の年齢によっては『言語化』できないことも

一口に子供といえど、その年齢によっては、自分の気持ちを上手に言語化できなかったりすることも。

また、意見を述べられる年齢であっても思春期で情緒が安定しないケースも考えられます。

ネットや書籍で、子連れ再婚に関する情報を見かけますが、すべてのケースを自分のケースにあてはめて考えてはいけません。

「こうするべき」「こうあるべき」という一般論にとらわれるのではなく、ご自身のお子様の年齢、精神状況、環境を踏まえて、自分たち家族にとって、どういう手順が最適なのか考えてみましょう。

まとめ

子供は親の再婚に対して様々な意見を持っています。

賛成意見としては「お母さんの負担が軽くなるのなら…」、「自分と遊んでくれるのなら…」といったように、新しいお父さん・お母さんに期待感を示したものが挙げられます。

反対意見としては「新しいお父さんを『お父さん』と呼べないかもしれない」、「新しいお父さんが怖い人かもしれない」といったものがあり、これからの生活への不安だけでなく過去の経験がトラウマになっているケースも挙げられます。

いずれの場合にせよ子供をひとりの人間として扱うことが大切で、再婚を検討する際は子供とよく話し絆を深めて行くことが大切でしょう。

お母さん、お父さんにとっても、子供にとっても、そして新しいお父さん・お母さんにとっても幸せな再婚ができることを願います。

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